美しき友情
伊賀の里訪ねる人あらば、これすなわち後にどたばたが起きることを意味する。 その騒動で必ず主人公が害を被るのも、もはやお決まりのパターン。 今回も、例に漏れず。 「ぎゃーーっ」 ぁぁぁ・・・なんで私は毎回毎回こんな目に・・・ いつものように報われないキャラまっしぐらな伊賀ずきんは、 今日も精神的ダメージを受けている真っ最中。 基本的に、自力で切り抜ける他はない。 ところが・・・ ―パァンッ 乾いた空に響いた銃声。 「なっ」 「その手を離して下サイ・・・」 「銃・・・まさか」 「ミス・ゴールドは友達・・・いじめることはこの私が許しまセン!」 バーンッ、という効果音と共にどこからともなく現れたのは 見目麗しき(?)南蛮忍者。 「大丈夫でスカ、ミス・ゴールド」 「どうしてここに・・・」 「友達がいじめられていたら、助けるのが当然デス」 きらきらと点描を散らしながらにこりと微笑む。 「レオさんっ・・・」 嗚呼、美しきは友情かな? まさか本当のヒロインみたいに助けられる日がくるなんて・・・ 「ありがとうございます!・・・でも、せっかくですが」 「ハイ?」 背後から恐ろしい気配を感じ、振り返るにわかヒーロー。 「二人もヒーローを抱えるとはいい度胸ね伊賀ずきん・・・ 長身様づけの次は金髪碧眼カタカナ語尾?少々無理のある登場の仕方といい、 しっかり基本押さえてくれちゃって・・・?」 ゴゴゴゴゴ・・・ 今日のお客様は佐助さんと・・・ぼたんさん。 ・・・逆効果です。(ニッコリ) うぁぁぁぁ・・・(悲鳴) その日、断末魔が伊賀の里に響いたとか響いてないとか。(終わってしまえ)
あとがき
果たして祭ったといえるのだろうかこの扱いで…(今更)
この性能のよさもう種子島のレベルじゃないよね!!(背景ごまかし)